2008年04月14日

歯周病について

歯周病のお話


お口に中にはおよそ400種類の細菌が住んでいます。これらは普段あまり悪いことをしませんが、ブラッシングが充分でなかったり、砂糖を過剰に摂取すると細菌がネバネバした物質を作り出し、歯の表面にくっつきます。これをプラーク(歯垢)と言います。プラーク1mgの中には10億個の細菌が住みついていると言われ、むし歯や歯周病をひき起こします。
またプラークは粘着性が強く、うがいをした程度では落ちません。この 歯垢の中で細菌が歯肉に炎症をひき起こし、やがては歯を支えている骨を溶かすのです。
さらに、歯垢は取り除かれなければ硬くなり、歯石と言われる物質に変化し歯の表面に強固に付着します。その中や周りにさらに細菌が入り込み、毒素を出し続けるのです。これはもはやブラッシングなどでは取り除くことはできません。




歯周病がどれだけ進行しているかは、歯ぐきの状態を見ればわかります。歯ぐきからの出血は歯を支える歯ぐきに炎症がある証拠で、歯周病の特徴的な症状といえます。
炎症が進み歯周ポケット(歯と歯ぐきの隙間)ができるほどになると歯を支えているアゴの骨の一部である歯槽骨(しそうこつ)の破壊がはじまります。歯周ポケットの深さが4mm以上になると病状はかなり進行しているといえます。ポケットの中は歯周病菌が繁殖しやすい環境なのでどんどん増殖し、歯周ポケットの深さが6mm以上になると歯槽骨の破壊がさらに進み、ついには歯が抜けてしまいます。


健康な骨


破壊された骨

歯周病は、目に見えない歯肉の溝の中に起こり、気づかない内に進行してしまいます。歯周病の恐ろしい点は、初期・中期には痛みをあまり感じることがなく症状がどんどん進むことです。痛みや腫れの症状が出てくるのは末期になってからで、それまではほとんど自覚症状がありません。これがこの病気の最大の特徴で、また一番恐いところです。

まず大切なことは正しい歯ブラシの方法で毎日プラークコントロールを行い、歯の表面を歯垢のない清潔な状態にしておく事です。そして歯肉の中まで入っている歯石を完全に取り除き、歯の根の表面を滑らかにして炎症を引き起こす細菌を徹底的に除去します。専門的なクリーニングなどのメインテナンスを定期的に受ける事も大切です。
posted by デンタルスタッフ at 11:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 歯周病 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする